Le Havreル・アーヴルからバスにて30分ほどです。Le Havreの対岸にある旧港で、中世の頃はフランスでも有数の港として栄え、アメリカ大陸への冒険者の多くはここから出発しました。近代に入ると対岸のLe Havreが発展を遂げたため港としての機能は限定的なものとなってしまいました。それほど大きな町ではないですが、旧市街もしっかりと残っており、観光名所の一つです。また、Eglise St. Catherineサン・カトリーヌ教会はフランス最大の木造教会です。この町のspécialitéとしては「Biscuit des Anisetier d’Honfleu」というものがあります。これは「pain d’anisパン・ダニ」と呼ばれるanis茴香の入ったmacaronのような見た目の固いbiscuitビスキュイと同じものです。なぜこれがspécialitéなのかというと、以前、Honfleurはこういった香辛料の貿易の拠点となっていたためです。他には「 Les Tuiles Plates」というbiscuitがありました。tuileとは「瓦」の意味で、通常この名前を冠しているものは円形でU字形をしたものですが、ここのものは四角く平らなもので非常に珍しいです。また、marchéがやっており、そこで「Tourte Fromage Blanc」を見つけました。この真っ黒なtourteトゥルトはPoitou-Charentesポワトー・シャラント地域圏の『地方菓子』で、本来ならChèvre(ヤギのチーズ)を使いますが、ここではfromage blancを使っていました。