Midi-Pyrénées / ミディ・ピレネー

Midi-Pyrénées ミディ・ピレネー

Midi Pyrénées ミディ・ピレネー

北にはMassif Central中央山塊、南にはLes Pyrénéesピレネー山脈、そしてその中間には平野部といったヴァラエティに富む地形をもった地域圏です。古くはComté de Toulouseトゥールーズ伯の領土の主要な部分を担っていました。また、その伯領は広く現在のLanguedoc-Roussillonラングドック・ルシヨン地域圏にも及んでいました。ちなみにこの場所に限らずほぼla Loireロワール川以南の地域全体で話されていた言葉であるオック語について、フランス語ではその地域をOccitaniaオクシタニアと言い、その言語をL’Occitanロクシタン(化粧品メーカーの名称もここに由来しています)と言います。このような地形の多様性はそのまま文化の多様性に表される事は他の地域圏を見ても明白です。また、この地域、またLanguedocも合わせた広義でのトゥールーズ伯領は12世紀頃隆盛したキリスト教異端カタリ派との関係を抜きには語れません。この宗派はAlbiアルビに多くいたことからアルビ派(アルビジョワ)とも言われます(実際はToulouseが本拠地と言っても良いくらい多かった)。そして、彼らの討伐にあたったアルビジョワ十字軍後、この地域は王領に編成され、それ以後はトゥールーズ伯領に則った区分けはされてこなく、州編成後は、現在の地域圏の北半分がGuyenneギュイエンヌ州、南半分がGascogneガスコーニュ州の一部に分かれており、それらはともに現在のAquitaineアキテーヌ地域圏に属します。このように近世からはAquitaineの影響が大きく、このことは『地方菓子』についても然りです。


toulouse

Toulouse

figeac

Figeac

momeres

Momères

cauterets

Cauterets

auch

Auch

saint-affrique

Saint Affrique

najac

Najac

lourdes

Lourdes

albi

Albi

tarbes

Tarbes

cahors

Cahors

souillac

Souillac