Centre / サントル

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「フランスの庭園」とも言われるフランス有数の景観地として知られており、多くの優美な古城が残っていることから「Val de Loire entre Sully sur Loire et Chalonnesシュリー・スュル・ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」として世界遺産にも登録されている地域を含む地域圏です(ちなみにその1/4はPays de la Loireペイ・ド・ラ・ロワール地域圏にあり、かつてのduché d’Anjouアンジュー公領です。このことから、現在でも複雑な問題が出て来ています→参照Pays de la Loire)。その言われのように多くの城が築かれ、それはまたこの地がduché d’Orléansオルレアン公領、duché de Touraineトゥーレーヌ公領、duché de Berryベリー公領というフランス王家の王族(特にduché d’Orléansにおいては王太子が名乗るComté de Dauphinéドーフィネ伯に次ぐ高位の爵位でした)に与えられた王領でも重要な地域であったことに由来しています(これらは州編成後もその名と域地を保ちました)。平坦な地形、温暖な気候、la Loireロワール川水系の美しさは時の支配層を魅了し、そのような宮廷文化の栄華からこの地域では典雅なフランス語が発展し、現在でもこの地域のフランス語が最も美しいと言われています。このような宮廷文化の名残からか、『地方菓子』についても、この地域圏では優美なconfiserie砂糖菓子に関するものが非常に多かったです。残念ながら私自身があまり城に興味がなかったためにアクセスが楽な場所以外はほとんど訪れていなく、また場内見学もほとんどしませんでした。


    サントルの地方菓子

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